■母が要介護5に!お風呂はどうなる?
母は要介護3の時に「風の便り」に通い始めました。デイ利用中にストマを装着するようになり、通い始めて2年後に自宅で倒れ救急搬送。一命をとりとめましたが、末期癌で余命3ヶ月と診断され、車いす、要介護5になりました。
退院後はデイサービスを使いながら自宅で介護するつもりでしたが、ひとつネックになったのがお風呂でした。病院で「もう寝たままのお風呂(機械浴)でないと無理」と言われてしまったのです。
仕方なく「風の便り」を諦め、機械浴のあるデイケアを利用することにしましたが、ここで思いもよらない事態が起きます。
機械浴は機械浴でも寝たまま入れるタイプではなかったため、お風呂を利用することが出来なかったのです。
■もっと早く知りたかった…悔やまれる1ケ月
仕方なく我慢して1ケ月通いましたが、食べなく
なったのを機に環境を変えようと思いました。
藁にもすがる思いで「風の便り」に聞いてみま
した。
「要介護5でもお風呂に入れますか?」
するとあっさりOKの返事が…。
それでも心配だったので、母がお風呂に入るところを実際に見せてもらいました。
母はスタッフさんに身体を洗ってもらいニコニコしていました。ゆったりと湯船に浸かっていました。
こんなことなら、もっと早く聞いていればよかったと悔やまれる1ケ月でした…。
■看取り
病気で弱っていて身体が辛いのに、朝頑張って起きて、お迎えが来るのを楽しみに待っている姿に私は嬉しくなりました。
きっと「風の便り」に通うのが最後の生きがいになっていたのだと思います。
母は亡くなる3日前まで「風の便り」に通い、自宅で看取ることが出来ました。
スタッフの皆さん、最期まで母のお世話をして頂きありがとうございました。
【中尾マスエ様 93歳 女性 要介護5 室の木町】のご家族より
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