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デイサービス 風の便り 藤本佳彦
介護という言葉すら知らなかった学生時代に経験した障害者の温泉旅行ボランティアのすがすがしさがいまだに忘れられません。
軽〜い気持ちで始めた介護の仕事。気付いたら26年を超えていました。
どの介護現場でも浮いていて(笑)職場を転々とした20代。
自分が浮いているんじゃない、周囲が沈んでいるんだという声に背中を押され、一念発起して独立し、無我夢中だった30代。
結婚して子供が生まれ、気持ちに余裕の出てきた40代。
介護の世界を取り巻く環境も、自分自身を取り巻く環境も様変わりしましたが、唯一変わってないことがあります。
それは、どの職場でも、どんなハチャメチャなお年寄りに出会っても、何年経験しても介護の仕事は"楽しい"ということです。
ウンコやしっこにまみれた3Kの介護の仕事"が楽しい"なんて不謹慎だ!なんて声が聞こえてきそうです。
そんな方は、きっとこの仕事の本当の楽しさに出会ってないのかもしれません。
私たちが大切にすることがあります。
『認知症や障害があっても、あなたのままの姿で普通の暮らしを取り戻す』ということです。
できる限り自分の力を使って"ふつう"のお風呂に入り、最期まで口から食事をし、できる限りトイレで排泄する。
夢中になれる遊びをし、季節を感じる生活をする。
あなたのままの姿で普通の暮らしを取り戻すために、毎日一緒に笑うために、今日1日、この一瞬を機嫌よく過ごして頂くために、認知症や障害のある人を変えるのではなく、介護する自分たちの側が創意工夫をする。
介護という仕事の楽しさや面白さはそこに凝縮されていると思います。
「風の便り」を利用してみたいという方はもちろん大歓迎。
「風の便り」で働くことに興味のあるという方も、介護という仕事に興味のあるという方も、思い切って飛び込んでみれば大丈夫、絶対何とかなります。
『さあ 楽しいケア、はじめよう。』
『デイサービス風の便り』代表 藤本佳彦
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